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TACの出来るまで |
はじめになんと言ってもビュッフェ・クランポンのサービスセンターに勤めていたことがTAC考案に深く関係していると思います。 ビュッフェ時代の上司佐藤部長(現在サトテクノミュージック社長)の影響が強く、部長の制作したクラリネットの樽やコールアングレのボーカル・・・ 奏者の意思を楽器がより表現できたら…といつも考えるようになり、私自身サクソフォーン奏者ですが、その頃の知識をいかし、今回のTAC開発に至りました。 最初は実はTACは私のためにだけに作ろうと思っていました。(かれこれ10年前の事です) コンサートにもこのマウスピースを使って出演していましたが、お客さんの反応も仲間の反応もとっても良かったのです。しかし、あまりにも目立ちすぎてあまり格好の良いものではありませんでした。(銅線の入ったコードです。なぜ黒にしなかったのか今考えると不思議です) 数年前になってどうしてもボーカル部分で完璧は息の抵抗部分の作りたくて、何気なく知り合いの、あらゆるメッキのスペシャリスト、桐原さん(潟Gルグ社長・TACの共同考案者)に相談したら… 「面白そうですね〜」と、桐原さんの知り合いの方に最初に作っていただいたのが写真Uです。 正直言って大きさにビックリしたのですが… 販売?「ここまでの物を作るのだったら商品化しよう!」と言う声が上がり… えっ 特許?だったら特許の取得をと言う声まで上がってきて… 実験TACのサイズ・材質等を研究しながら、数々のテストを繰り返し、ここでは群馬工業高等専門学校の教授でいらした佐々木信之先生(現在筑波技術短期大学)に全てのデータ収集・解析をお願いしました。 ![]() その中で最も印象的だったテストは、無響室でのデータ取りでした。とにかく無響室ということで残響が全く無いのですから、話していても変ですし、耳には異常を感じるような気はするし、普通に立っている事が不安定になるほどでした。なんとも貴重な経験をしたと思っています。 ![]() ![]() そこで感じたのは、残響がないため自分で演奏している時はそれほど気がつかなかったのですが、若手奏者の岡野有希子さん(東京音楽大学在学)の演奏を聴き、無響室でのTACの有無によっての音色等・以前からあげていた項目の変化を完全に聞くことが出来ました。 これだけの違いがでれば、コンサートホールでの音の違いは明らかだと実感しました。 最終段階実験の成果で特許の申請に至り、いよいよTAC(A.Sax)の準備完了です。初心者の方には息の抵抗を感じながら、低音から高音までの音色作り、音程作り等に役立ててください。そして、デサンクロのプレリュード・カデンツとフィナーレの最初のhの音の心地好さに歌ってください。2005年7月記 浅野 武久 |
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